さく井工事

高度な技術と豊富な知識・経験で
自然の恵みの有効、かつ安全な活用をご提案、施工。

さく井工事とは

さく井工事とは日常ではあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、建設業許可の一つで地盤を掘削し井戸を作る工事となります。
具体的には
・水井戸
・温泉井戸
・調査井戸(テストボーリング)
・地中熱井戸
・還元井戸
・天然ガス・石油井戸
など、用途に沿った井戸を作る工事です。
井戸とは資源を汲み上げる為に地面を深く掘った設備のことを言います。
当社では天然ガス・石油以外の資源を提供する井戸の施工実績が数多くあります。

 

自然の恵みを上手に活かした工事

当社が掘削した地下水や温泉は、温室栽培や養殖事業など、様々な分野で活用されています。

また、給水施設や機械設備工事も手掛け、より豊かな暮らしの創造と地域産業の活性化にも力を注いでいます。

 

温泉利用による温室栽培

給水施設(岩手高原スキー場)

水井戸掘削工事について

我々の住む地表の下を流れる地下水を汲み上げて水井戸として利用しています。

地下には透水層(水が通りやすい地層)、不透水層(水を通しにくい地層)がその土地事にいろんなかたちで構成されており、選択収水として地下水を取り出します。

水井戸掘削はボーリングマシンを使いその地層を調査掘削しながら、掘削孔に鉄管や塩化ビニール管を挿入し集水できるように施工していきます。

最終的に水源として井戸を仕上げまして、安価で豊富な水源を供給できるように致します。

水井戸が使われている施設 

大規模井戸

浄水場

温泉施設

ショッピングセンター

工場

畜産場

ホテル

水産物加工場

中規模井戸

農園

オフィスビル

ガソリンスタンド

ゴルフ場

小規模井戸

個人宅

個人農園

飲食店

 

地下水集水の地質断面図

 

 

掘削方式

ロータリー式掘削

トリコーンビットと呼ばれる掘削刃を回転させ、地層を破砕、すりつぶして掘削する工法です
掘削用泥水を用いた工事となり、大深度の掘削にも対応し未固結堆積地層から岩盤までの広い地層に
対応致します。
掘削後に地層の電気検層を行うことにより、掘削中の状況と探査結果を複合し、地下水の位置や水質などを考慮した上で掘削後の井戸設計が可能です

 

 

 

  • 事前調査
    井戸設計

    • お客様の要望する一日当りの水量、水質などのご要望を元に、掘削予定地の地質、標高、帯水層の状況、周辺井戸データなどから、井戸の種類、掘削工法、掘削径、掘削深度などを検討します。この段階でご要望の水源を提供出来ないと判断された場合には、ご通知致します。
  • 仮設工

    • ボーリングマシンと掘削櫓を中心に、掘削計画に合わせた機材を搬入しセットアップします。ロータリー工法では掘削用泥水の循環が必要となるためタンク、ポンプ等の機材を使用します。
  • 掘削工

    • トリコンビットと呼ばれる刃先を用いて掘削を行います。掘削用泥水を循環することで、掘削クズの回収、掘削孔の保護、トリコーンビットの冷却などを可能とします。地層にもよりますが、一日4mから10m程掘り進むことが可能です。
  • 電気検層

    • 掘削後、掘削泥水が充填されている孔内に電極プローブを挿入し、比抵抗値を測定します。測定結果によって構成する地質、帯水層の有無を判断します。掘削オペレーターの経験による掘削中の状況、カッティングス等と統合的な判断により、ケーシングプログラムのストレーナー管の配置を決定致します。
  • ケーシング工

    • 電気検層等の検討から決定したケーシングプログラムに従い、堀削孔にケーシングとなる管材を挿入していきます。

      予算や用途に従いケーシング材料は選定致します。また、地層によってはケーシング材と堀削孔の隙間に砂利を充填することによって、集水性の向上や細かい砂分の井戸への混入を防ぎます。

  • 仕上工

    • 掘削泥水を排除し、井戸内に十分に地下水が入るようにじっくりと井戸を仕上げます。

  • 揚水試験

    • 井戸の性能を知るために、井戸内にポンプを入れて地下水をくみ上げます。
      このとき井戸の性質を知るため水質検査を行います。

  • 撤去・撤収

ダウンザホールハンマー式掘削

大型エアコンプレッサーを利用した圧縮空気により強力なピストン運動を発生させ、打撃力にて破砕掘削を行う工法です。
岩盤など堅い地層にて真価を発揮し、高い掘削性能を持ち工期を短縮できます。
掘削中は圧縮空気による地下水の噴出も確認出来るため、掘削中にどの程度地下水が出ているかを確認できることも特徴の一つです。
二重管を用いた工法では、掘削後の井戸設計も可能です。

  • 事前調査
    井戸設計

      • お客様の要望する一日当りの水量、水質などのご要望を元に、掘削予定地の地層・地質、標高、帯水層の状況、周辺井戸データなどから、井戸の種類、掘削工法、掘削径、掘削深度などを決定します。この段階でご要望の水源を提供出来ないなとこちらで判断した場合は、ご通知致します。
  • 仮設工

    • ボーリングマシンと掘削用コンプレッサーを中心とした機材を搬入しセットアップします。掘削櫓を使用しない為、短時間での仮設が可能です。
  • 掘削工

    • 掘削用コンプレッサーによりハンマービットをストローク動作させ、打撃力によって地層を破砕し掘削を行います。
      掘削に合わせ掘削口径に合わせたケーシングロッドを同時降下することで掘削孔の崩壊を防止しながら掘削を行います。
      一般的に1日5m~12m程掘り進むことが可能です。

  • 電気検層

    • ロータリー工法で行う電気検層は掘削泥水を必要とするため、ダウンザホールハンマ工法では通常行えません。
      ダウンザホールハンマでは掘削中に噴出する地下水、カッティングスから地質情報を判断しケーシングプログラムを構成致します。

  • ケーシング工

    • ケーシングプログラムに従い、堀削ツールスを抜いたケーシングロッド内に挿入していきます。砂利充填は集水性の向上や細かい砂分の井戸への混入を防ぐために行う場合がございます。砂利充填はケーシングロッドとケーシングの間に充填していき、最終的にケーシングロッドを回収します。

  • 仕上工

  • 揚水試験

  • 撤去・撤収

水井戸掘削工事FAQ

井戸一本掘削するのにどのくらい費用がかかりますか
インターネットで良く見かけるサイトでは○○万円~と書いてある場合がございますが、施工地の地質、要求される水量でピンからキリまで変わってくるため最低金額という提示の仕方は避けさせていただきます。 御客様のご要望、条件に対し、御見積の提出まで迅速に対応いたしますので、お気軽にご申付ください。
ロータリー工法とダウンザホールハンマー工法どちらが優れていますか?
名称優れている点劣っている点
ロータリー工法 どんな地盤にも対応します。

時間がかかります。

掘削汚泥の処分など手間がかかります。 

ダウンザホールハンマー工法 岩盤地帯では最強です。  やわらかいところは使えません。 

結論 ケースバイケースで適した工法を選択する必要があるため優劣はありません。

井戸水は飲んでも大丈夫ですか?

弊社施工の工事では、人間の飲用目的として井戸を施工した場合、必ず”水質検査16項目”を工事内に含んでおります。その結果をもとに飲用利用できるか否か、ろ過装置等設備が必要かなどを適宜おすすめさせていただきます。

工場やマンション、ホテルなど大規模施設で利用する水井戸の場合、専用水道の申請及び定期的な“水質検査51項目”が必要となります。

どこを掘っても何mぐらい掘れば飲める水がとれますか?
どこを掘っても水があるわけではありません。掘りたいところを指していただければ検討します。
近所の家で水井戸を使っているようなのですが、私の家で掘っても井戸から水は出ますか?
地質によっては1m離れたところでも空井戸だったという経験があります。
天然温泉とおもてなし料理でくつろぎの時間をご満喫。狐洞温泉 フォックスバーデンスパドーム

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